「個室から個室へ・・・」(10月20日〜26日)
10月20日(月)
1:40 タール便中等量。
2:00 点滴交換(ポタコール500ml、強ミノ60ml)。 KT37.0℃、熱感(+)。 氷枕交換、氷片含む。
尿量200ml(+500ml)。 Total.700ml。
5:00 尿量300ml(+500ml)。 Total.800ml。左側臥位にて、うとうと眠る(45分位)。
6:00 KT37.0℃、P(脈拍)92、BP130/80。 採血す。
7:00 氷片1ケ含む。 嘔気、嘔吐(‐)。
9:00 氷片1ケ。嘔気(‐)。
9:15 タール便少量。
9:30 KT37.0℃。 氷枕交換。
10:20 Ha100ml。 少しウトウトする。
11:00 BP152/76。 氷片1ケ。 左前腕刺しかえ(22G)。
DIV(10%Tz500ml、アンコーマ2A交換)。 ラシックスiv。
11:35 少し大きめの氷片1ケ含む。
12:00 Ha200ml。 ウトウトしている。
12:40 会社の部下(3人)面会あり。すぐ帰る。
13:00 A山Dr 診察あり。 腎機能、貧血やや回復。
「まだこのままで行けるでしょう。」とのこと。 KT37.2℃。
〔22G=注射針の太さを示す数字。大きい数字ほど細い針だそうです。〕
〔DIV=点滴。正式には点滴静脈注射(と言うそうです)〕
15:30 (急変患者さんが出て、その人のための個室がどうしても必要、とのことで)
2日間だけ部屋を移動することになった(463号室から468号室)。
「今まで個室だったからリラックスして過ごせたのにこんな所じゃまた、症状が元に 戻っちゃうよ!」という父を2日間だけ、という約束で部屋移動の説得をした。 「2日間だけだぞ。」と何度も念を押されたが、何とか説得に成功した・・・。 ところが、その移動した部屋にいた患者の一人がひっきりなしに声をあげ続けて いたので、たまらずNsさんに頼んでその患者さんを別室に移してもらった。 これでようやく落ち着いて過ごせる、と少し安心した。 |
19:30 KT37.0℃。 尿量500ml。
20:00 氷片1ケ。 タール便少量。
20:40 BP152/76。
〜この日から出勤前にも父のところへ立ち寄ることにした〜
(6:15〜8:00/13:00〜19:00)
10月21日(火)
2:00 点滴交換(ポタコール500ml、強ミノ60ml)。
3:30 口渇(+)にて氷片1ケ。 嘔気(‐)。加湿器作動。 吃逆(=しゃっくり)(‐)。
4:40 排便少量(タール便)。 吃逆(‐)。
6:00 排便少量。 KT36.8℃、BP138/70、P89。
6:30 尿量300ml(廃棄)。
7:00 髭剃り。 T(=私のことです)介助す。
8:30 顔、手足清拭。氷枕交換。
10:00 点滴交換(5%Tz500ml、アンコーマ2A)。
11:20 寝息を立てて眠る。
12:15 タール便少量。 尿300ml。
14:45 BP124/60、KT36.7℃。
午前中、父のクルマの(ラジエターの)修理が終わったことを報告した。 「これであとは俺の病気を治すだけだな。」と満足げな様子だった。 「そうだよ。がんばって治さなくっちゃね。」と私。 父がまだ4人部屋にいた頃、 旅行のガイドブックを毎日、それこそ穴があくほど見ていた、という話を 聞かされたのはしばらく経ってからであった。 「病気を治したら、家族で旅行に行くんだから早く(クルマを)直しておけよ。」 と入院当初から、常々言っていたことをそのとき思い出した・・・。 |
19:30 BP126/72、KT37.1℃。
A山Dr診察あり。 自分が食べたいものは食べても良い、と。(くず湯など)
22:00 排便あり(中等量)。 氷片含む。嘔気(‐)。
(6:15〜8:00/13:30〜19:00)
10月22日(水)
0:00 吃逆(+)もしばらくして止まる。
2:00 点滴交換(ポタコール500ml、強ミノ60ml)。
梢々熱感あり。凍らせたタオルを額に当てる(→父のアイデアです)。
KT36.9℃、氷枕交換。 吃逆(+)。排便(+)少量、黄色味帯びたタール便?
2:30 吃逆止まる。5:30頃までうとうと眠る。
5:30 排便(+)少量。
6:00 KT36.9℃、BP144/78。 口渇(+)氷片含む。T来る。
7:00 排便(+)中等量。 交換後、うとうと眠る。
9:30 排便(+)中等量。
10:00 DIV (10%Tz500ml、アンコーマ2A)交換。(側注アミノレバン200ml、ラシックスiv)
「くず湯、ゼリーなど食べて見たい。それをクリアーしたらそばがき。」と本人。
10:15 氷片含む。 吃逆(+)。
10:30 吃逆止まり、ウトウトし始める。 時折、額を押さえるしぐさあり。
11:00 寝息を立てて眠る。
12:00 Ha200ml。 目覚めると共に吃逆始まる。 TV視聴するが20分ほどで消す。吃逆消失。
12:40 KT37.1℃。 氷枕交換。 側臥位すすめるも「そのままで良い。」と(仰臥位のまま)。
13:00 氷片1ケ含む。 痰ぬぐう。 排ガス(+)。額にタオル(冷凍)当てる。
14:00 BP110/70。
この後、約束した2日が過ぎたので、再び空いた個室に移った(467号室)。 今度の部屋は今までと違い配置が違っていたため(ベッドの向きが逆になった) 「何か変な感じだなあ。」と父。 16:30過ぎに(取引先であるD社の)F氏と仕事の打ち合わせのため、別室で 30分くらい話しをした。 17:00頃、部屋に戻ると父が、「こんなに長い時間、どこへ行ってたんだ?」と言ったので、 「仕事の話で(話し声がうるさいと思ったから)外で話していたんだよ。」 と答えると、 納得した様子だったが、どこか寂しそう・・・。 やはり家族の誰かが父の所に居なくてはいけなかった、と反省した。 |
18:30 (早速、母が)くず湯を作ってきたが、(味見して)「甘ったるい。」と拒否す。
ラシックス側注。
19:00 排便(+)タール便、中等量。 尿漏れ結構あり。 両下肢エデーマ(+)。
20:00 KT37.1℃。
21:00 尿約500ml。 氷片含む。 氷枕交換。
〔エデーマ=むくみ〕
(6:15〜8:20/13:30〜19:20)
10月23日(木)
0:00 排便極少量。 肛門部周囲の少し赤くなった所、ユースキン(=市販の薬用ハンドクリーム)塗布す。
尿漏れ(+)。
0:15 自分で溜まった唾液を取ろうとしている最中に、刺激になったのか突然嘔吐(100ml位)。
黒褐色の中に、新鮮血混入あり。
Ns、(この日ちょうど当直だった主治医の)A山Drに連絡。
「鼻の辺りからの出血だろうから様子を見るように。」とのこと。
BP170/?(記録なし)。 T(私)とY(妹)に一応、連絡する。
1:00 T飛んでくる。 BP122/64。 P(脈拍)94、R(呼吸)15。 眠る(深い眠り)。
|
2:00 吃逆(+)にて覚醒し、口渇(+)で氷片含む。
5:00 排便(タール便)。 尿漏れ極少量。
6:15 KT36.6℃。
7:00 BP136/70。
この後、妹がお粥を作ってきた。 昨日の葛湯のように甘ったるくはないので今度こそは大丈夫だろう・・・。 |
9:30 清拭及び臀部(でんぶ)洗浄。 尿漏れ(‐)。 肛門周囲アンダーム塗布。更衣交換。
10:00 アミノレバン200ml側注。 氷枕交換。 ラシックスiv。
10:10 5分粥、8口摂取。
10:45 含嗽(=うがい)す。自ら左側臥位とる。
「昼間はいいんだけどなあ、夜、吐かないといいなあ・・・(と本人)。」
(Nsより太めのバルン入れ替え言われるも、本人拒否のため、様子見る。)
11:00 Ha100ml。 少し、ウトウトする。
11:30 DIV (10%Tz500ml、アンコーマ2A)交換。
12:00 Ha150ml。 寝息を立てて眠る(1hちょっと)。
12:35 Ha200ml。
13:15 KT37.0℃。 額にタオル乗せる。
13:40 BP136/70。 「腸が動いている気がする。」直後、タール便少量(+)。 尿漏れ(‐)。
〔臀部(でんぶ)=殿部。おしりのこと。〕
〔アンダーム=非ステロイド性の抗炎症薬。皮膚の発赤や腫れ、痛みやかゆみなど、
炎症による症状を和らげる。〕
15:00 右腕の点滴が漏れていたため、左手の方に刺し替えてもらう。
16:00 2度目のお粥を食べる。
暖かいお粥を冷ましながら、スプーンで一口ずつすくって口元へ運んだ。 父はゆっくりと噛み締めながら食べている。 父が食事を取れたのは一体、何日ぶりなんだろう? (アミノレバンの点滴を 始めてからは吐気が強くなってそれ以来、ほとんど食事を取れなくなっていた。) 食後、横を向いてうがいをしたが、どうやら吐気や嘔吐はない様子だ。 16:30 すやすや眠っている。 18:00 A山先生が来室&軽い診察。 お粥を食べたことを報告する。 |
20:00 KT37.0℃。BP114/62。氷枕交換。
(1:00〜8:00/15:25〜19:00)
10月24日(金)
0:30 排便微量(大さじ1くらい)、ティッシュで取り除いただけで、オムツ交換せず。 尿漏れ(+)。
肛門部周辺の赤み、幾分緩和されている。 アンダーム塗布す。 氷片含む。嘔気(‐)。
1:00 ウトウトし出す。
2:00 点滴交換(No.3)。 尿漏れ(+)。
3:00 排便微量。 取り除きティッシュ当て交換せず、アンダーム塗布。
氷片含む。 尿量少ない。Total600ml+α(尿漏れ分)。
5:30 KT36.7℃、BP124/66。
6:30 オムツ交換(排便微量)。 T来る。爪切りする。
9:00 ところてん少し食べる。 嘔気(‐)。
9:30 KT36.8℃、BP108/60。
10:00 DIV(アミノレバン200ml、ラシックスiv)。
10:20 寝息立て眠る。
10:45 Ha150ml。
11:30 覚醒。 Ha200ml。 粘着性の痰を喀出(かくしゅつ)。
11:45 便意あり。 タール便少量(+)、尿漏れ極少量(+)。
12:20 DIV (10%Tz500ml、アンコーマ2A交換)。
13:00 KT36.8℃。
〔喀出(かくしゅつ)=出すこと。(痰を喀出=痰を出す。)〕
13:30 氷枕交換。
14:00 お粥を食べる。
17:15 便意あり。 タール便中等量。
17:30 ラシックス側注。
20:00 KT37.2℃。 点滴交換(No.2、アドナ、トランサミン)。
21:00 氷枕交換。
21:30 Ha500ml。 額に冷やしたタオルを当てる。
22:00 排便(+)少量、尿漏れ(+)多め。 オムツ小のみ交換、アンダーム塗布。 うとうと眠る。
23:30 排便(+)、尿漏れ(+)。 その後眠る。
(6:15〜8:00/13:10〜19:00)
10月25日(土)
2:00 点滴交換。
3:40 覚醒。 排便しみた程度。 尿漏れ(++)。Ha600ml+α。
4:40 「水溶性の便が少しずつ出ている感じ。」と言う。
氷片含む。やや熱感あり。KT36.9℃、P94。 額に冷やしたタオルを当てる。
6:00 Ha700ml+α(漏れ分)。ウトウト眠る。
7:30 BP126/66、P97。
〜朝、早起きして父のクルマの洗車&ワックス掛けをする。その後で病院に向かう〜 10:30 入浴の準備を始める。 9番目に入る予定が、一人飛ばして8番目に 入れることになった。 専用の入浴用ベッドのようなもの?にNsさん& ヘルパーさんと一緒に父を移動する。 11:00 入浴開始。その間、シーツ交換をしてもらう。 30分後に戻ってきた。 全身を綺麗にしてもらい、とても気持ち良さそうな様子だ。 13:15 (昨日より多い量の)お粥を食べる。 14:00 BP120/70、KT37.0℃。 14:30 取引先のS社のN氏が見舞いに来る。 16:00 会社の社員2人(M山君、S口君)が見舞いに来る。 17:00 オムツ交換。 氷片1ケ含む。点滴開始。 お粥摂取。嘔気なし、快調。 |
20:30 (今日は2度お粥を食べたので、さすがに)便意(+)少量。 尿漏れ(‐)。
(10:20〜19:45)
10月26日(日)
0:15 便意あり。 極少量(大さじ1杯くらい)。便取り除き、パットを下に挟んでOK。
尿漏れ(‐)。 Ha700ml。幾分、エデーマ減少した感じ受ける。
0:40 寝息を立てて眠る。
1:15 便少量(+)、小パットを挟む。 尿漏れ少し。
2:20 点滴交換(No.3)。氷片含む。 長時間ではないが、時々すやすや眠る。
5:30 タール便少量。挟んだパッドを取り替える。
「少し寒い。」とのことで上半身に蒲団を掛けたまま処置す。尿漏れ(+)。
6:15 KT37.0℃、Ha850ml弱+α(増えて良かった)。 両足が少々しわしわ・・・。
体の倦怠感強く「(オムツ交換時)体を動かすのがきついなあ。」と言う。
7:00 BP114/50、P91。 右鼻より止血時の綿花2ケ取り除く。
左鼻より固まった鼻汁、Ns取り除き、すっきりする。
口腔より粘着性の痰(たん)除去。 口を結んで呼吸して楽そう。
以前、止血のために詰めていた綿花が鼻の中に入っていたのだが、 除去すると出血するおそれがあったので、今までためらっていた。 そのため、鼻での呼吸が出来ないために、口の渇きがひどかったのだ。 こんなことならもっと早く取ってあげれば良かった・・・。 |
10:00 ウトウト眠っている(12:00くらいまで)。
13:00 KT36.4℃、BP114/60。 お粥摂取、水少量飲む。
14:00 排便(+)、タール便少量。 おむつ交換時、体を動かすと眩暈(めまい)(+)。
14:50 会社の部下(O野氏)見舞いに来る。
16:00 すやすや眠っている。
19:40 KT37.0℃、BP136/54。
20:00 排便あり。 おむつ交換。
(9:30〜20:50)
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