「何とか10月を乗り切ったが・・・」(10月27日〜11月2日)





10月27日(月)



0:00   点滴交換

0:45   排便(+)、タール便(大さじ1杯程度)。 氷枕交換する。

4:00   覚醒。 「パパ、眠れた?」とたずねると、「そう言われると良く分からない。」と。

      口渇(+)にて氷片含む。 便意あり。

      「(便が)出た。」と言うので見てみると黄色い普通便、泥状にほんの少し。
      除去し、ティッシュを当てただけ。 久しぶりに出た便の色だ。Ha200ml。


7:00   KT36.5℃。

7:45   お粥摂取。 嘔気(‐)、嘔吐(‐)。

8:40   顔、手足清拭。


10:00  臀部洗浄。 おむつ交換、タール便少量。点滴交換、ラシックス側注。

11:30  KT36.8℃、BP130/78。

12:00  寝息を立てて眠る。 Ha200ml。



15:15  A山先生が回診に来た。 「明日、採血しましょう。」とのこと。

15:30  お粥摂取。 一旦帰宅した母がこの日、鶏ガラ味のお粥を初めて作ってきたのだが
      どうも味付けが薄すぎたようで、「鶏ガラの味がしないなあ。」と父。

16:00  すやすや眠っている。




18:55  点滴交換(アドナ、トランサミン)。

19:40  排便(+)少量。 KT37.1℃、BP106/60。

20:00  Ha500ml。

23:30  うつらうつら終始、体動。 右手で左手の辺りを(無意識に)触り、目が離せない。
 
     身の置き所がない様子で、凄くだるそう。 
     背中、臀部、左下肢、掻痒感(そうようかん)あり。

     時々大きく深呼吸したり(と、ずっと落ち着かない様子で)本人も周りも
     朝までほとんど眠れず・・・。


     
〔掻痒感(そうようかん)=かゆい、と感じること。〕

(6:10〜8:00/13:10〜19:00)




10月28日(火)



6:15   右手より採血。 KT36.5℃、BP104/60、尿量850ml。 氷片1ケ含む。
      おむつ交換にスムーズに同意しない。 さる、14日の朝の感じがしないでもない。

9:00   ウトウトし出す。 ラシックス側注。

9:15   寝息を立てて眠る・・・。

9:40   Ha100ml。


10:00  少しウトウト眠ったせいか、コンタクト取れる。 タール便中等量(+)、肛門周囲発赤(+)
      出血少(+)。 オムツ交換、ズボンのみ更衣。 アンダーム塗布。尿漏れ(+)。

      DIV (10%Tz500ml、アンコーマ2A交換)。 側注アミノレバン200ml。 氷枕交換。

10:30  お粥摂取。 嘔気(‐)、嘔吐(‐)。 氷片含み「サッパリした。」と。常に倦怠感ある様子。

11:10  時折、吃逆(しゃっくり)(+)。 ウトウトしたり、目覚めたりを繰り返す。

12:00  Ha250ml弱。

12:45  「(便が)出そうで出ない感じがする。」と言う。 こちらが何か言おうとすると
      気にさわるらしく、「黙っててくれ。」と言う。

12:50  KT36.9℃。 Ha300ml、尿漏れ少(+)。

14:00  BP110/60

15:00  Ha350ml。

16:00  臀部洗浄してもらう(F戸Ns)。


19:15  A山Drのムンテラ。データを見ながら、

      尿素窒素(UN)124.6↑、クレアチニン(CREA)4.22↑、アルブミン1.9↓、血小板18.0改善される。
      ぼうっとしているのは、このデータからは当然。

      「この後、突然Haが出なくなるか、吐血したらあと一日か二日(の命)。」とのことだった・・・。



      A山先生は肝臓の専門医。その先生が言う言葉だから間違いないのだろうが・・・。
      今の私たちにはそうならないことを祈ることしかできなかった・・・



20:00  ウトウト眠りだす。

(6:00〜8:00/13:10〜19:00)




10月29日(木)



2:15   吃逆止まり、左側臥位にて眠りにつく。 Ha700ml。

4:15   吃逆(+)。 浅眠。

5:30   吃逆(+)。 腹部膨満(++)に苦痛そう・・・。 左側臥位にて吃逆止み、眠る。

6:00   うつらうつら絶えず体動。 目を開けるもうつろな感じ。力なし。

      昨夜より、会話らしい会話を交わしていない。 左手に点滴している意識、余りない様子。
      体動の度に気遣うと、「うるせーなあ。」と。

6:15   T(私です)来る。 「おはよう。」の問いかけに明確な応答なし。何となくうなずいた感じはあり。

6:40   Ha800ml(一日量)

7:30   KT36.7℃、P88。

8:00   Tが「会社に行ってくるからね。」と言うと、微かにうなずく。

8:30   眠る。

9:40   Ha100ml。

10:00  ラシックス側注。

10:40  オムツ交換(臀部洗浄す)。 タール泥水便(++)。お尻ただれて出血(+)。

  
    オムツ交換は定時でやってもらうことにする。 「うっとおしい。」と抵抗する。



     これまで、オムツ交換は(父の希望もあり)Nsさんの手を借りずに家族の手で
     行ってきた。 それまでは父に(声を掛けて)腰を上げてもらって交換していたのだが
     昨日あたりからはだいぶキツい状態になっていた。



11:20  Ha200ml。

13:25  Ha300ml。


13:30  オムツ交換。 タール便が出ている。(S室主任Ns処置)

14:00  KT36.9℃、BP110/60。 かなり、つらそうな様子だ。

15:00  Ha400ml。 右側臥位のまま過ごす。

15:05  東京から、父の妹(Kおばさん)と娘さんが見舞いに来るも、
      意識レベルが落ちているのか呼び掛けに答えてくれない。

      普段は19時にいったん会社に戻り、状況説明をするのだが、この日は今まで見てきた中で
      最も状態が悪かったので会社に連絡して、そのまま父のそばにいることにした。

18:15  Ha500ml。 ラシックス側注。


(ここ2日間、母がほとんど寝られなかったので、この日は妹が一緒に病室に付き添うことになった。)



19:00  義弟夫婦(K利おじさん&N子おばさん)の見舞いあり。 Y(私の妹です)今晩泊まり。
      Ha550ml破棄す。 両下肢エデーマ(++)。

      DIV漏れにて右手前腕に刺しかえす(K谷Ns)。 左前腕DIV漏れにて腫脹(++)、疼痛(+)。
      左側臥位にて経過。 右手の置き方により落下差あり。要注意!!

22:30  寝息立てている。(22:30〜3:00 母眠る)

23:00  浅い眠りのせいか時折、しかめ顔をする。生あくび(+)。 Ha60ml、吃逆(+)もすぐStop。

23:15  自ら仰臥位に近い状態になる。 右手(DIV側)を胸元に持っていく動作あり。

      落下不良にて、右上肢伸ばす(声かけしながら)。吃逆再開。 
      時折、開眼したり、「ホーッ」と声を出す。

23:30  オムツ交換。 タール便中等(+)、肛門周囲ただれ(+)。
      アンダーム塗布(パット2枚当てる)。 左側臥位のため、交換スムーズ(K子Ns)。

23:50  時折、両目を見開く(瞬きする)。


      〔腫脹(しゅちょう)=はれること。〕
      〔疼痛(とうつう)=痛み。〕


(6:10〜8:00/13:00〜22:00)




10月30日(木)



0:00   DIV交換。 時折、右上肢動かす為(DIV落下不良になる)、タオルなど枕にして様子みる。
      Ha80ml(S室主任Ns)。

0:30   仰臥位をとる。 終始、浅眠状態。時折つらいのか、しかめ顔。吃逆(‐)。

0:40   動きが止まり眠りに入るも、10分程で右上肢の動作あり。

1:10   「おい、おい。」と家族を呼び、右手を頭の下に置こうとするしぐさあり。
      DIV落下不良になるため、元の位置に戻す。

1:15   左側臥位へ。終始浅眠。

1:50   Ha150ml(Total700ml)。


      ・・・深夜に入り、徐々に意識が元に戻る・・・


2:45   Ha200ml(Total750ml)。 腹部膨満(++)。かなりキツそうである。

2:50   常に浅眠状態のため、どうしても上肢や下肢の体動(+)。
      DIVの落下が心配で家族はおちおち寝ていられない。

3:10   タール便中等量(+)、オムツ交換。 浅眠状態が続く。時々ため息、吃逆(+)。

4:55   「寒い。」というので布団を掛け直す。 油断するとすぐ、右手を頭の下に持っていく。

6:00   兄の「おはよう。」の声かけに、はっきり分かっている様子。


      昨日と比較して、今日は意識がしっかりとしているようで、少し安心。

      どうやら昨日、状態が良くなかった(意識レベルが落ちていた)のは、
      点滴が少しずつ漏れていたことによる影響もあったのかも知れない。



6:20   KT36.7℃。

6:30   DIV アミノレバン200ml交換。

6:55   BP136/70、P90〜96。  Ha300ml(Total850ml)。

7:30   氷片含む。 自ら唾液喀出。コンタクト良好。 髭剃り&顔拭き。

9:30   A山Dr来室。 昨日〜今朝までの様子報告。
      (Drより)「IVH入れましょう。」と。 上半身のみ清拭&更衣。

10:00  KT37.1℃。




13:30  A山先生による、IVHの処置(&採血)が始まる。

      取引先の(N社の)B氏&N氏が見舞いに来たが、IVHの処置中だったので
      面会できずに帰る。(後で父に報告した。)

14:00  Ha250ml(午前中にラシックスを側注した割に、尿量が少ない・・・。)

15:00  IVH挿入部のレントゲンの確認OKが出た。
      ここまでバタバタしていたが、これでようやく落ち着く。

15:10  父が、「氷枕がちょっと寒い。」と言ったのでタオルを2重巻きにして、氷枕に巻きつけた。

15:30  すやすや眠っている。(この間、私もいっしょにウトウト・・・。)

16:40  氷片1ケ含む。

17:00  Ha350ml強。

17:30  おむつ交換(K子Ns)。 肛門周囲のただれは昨日よりは幾分、良くなっている模様。
      点滴交換(アミノレバン200ml、ラシックス側注。)

18:40  IVH交換 (10%Tz500ml、アドナ1A、トランサミン1A)

19:10  KT36.8℃、Ha450ml強。

19:30  BP130/70。



21:40  Y(妹)来る。

22:10  Ha600ml。 「今晩眠れそう?」と聞くと、「眠れねえ。今日はまだ飯、食ってねえ。」

      「とりあえず今晩は寝て,、明日の朝にお粥を食べよう。」と勧めると、目をつむり残念そうな表情。

23:15  オムツ交換。 タール便少量のみ、尿漏れ少量(+)。両下肢(特に足背)エデーマ著明。

23:30  氷枕交換。

(6:00〜8:00/13:00〜22:00)




10月31日(金)



2:00   DIV交換。

3:00   オムツ交換。 タール便少量(+)、尿漏れ(‐)。肛門周囲赤みあるが出血(‐)。Ha700ml。

5:00   オムツ交換。 タール便中等量(ゆるめの泥状便)。 肛門周囲出血(+)。

5:45   BP108/66、KT37.0℃。 両下肢エデーマ(+++)。夜間浅眠。
      あまり眠れていないとキツイのか、体動も少ない。

6:35   Haトータル800ml(+α)。 ギャッジアップし、お粥摂取。 氷片含む。

8:00   浅眠に入る。 シーツ交換日だが、明日、介助浴の予定日の為、その時に
      シーツ交換してもらう(シーツ預かる)。(Iノ塚Ns)

9:30   10%Tz500ml、アンコーマ2A交換。

10:20  Ha100ml弱。 氷片1ケ含む。

10:25  アミノレバン200ml側注、ラシックスiv。 IVH挿入部消毒。

      オムツ交換。 タール便中等量(+)、肛門周囲ただれ(+)出血(+)。
      臀部清拭後、アンダーム塗布。亜鉛華ガーゼ当てる(予備もらう)。

11:00  時折開眼するも、ウトウト経過。

12:00  Ha100ml弱(浮遊物少量、管内に見られる)。

12:45  A山Dr来室、診察あり。 

      「蛋白が増えないと腹水も抜けない。」
      「嘔気ないため、アミノレバンを少し増やそうか。」とのこと。

13:00  Ha200ml、KT36.7℃。 体熱感軽度あり。オムツ交換。 タール便少量のみ。


      〔ギャッジアップ=ベッドを仰臥位から座位に上げること。〕
      〔亜鉛化ガーゼ=亜鉛化軟膏を塗ってもらったガーゼのことです。〕

      (参考)亜鉛化軟膏は「酸化亜鉛」を含む軟膏で患部を保護し、炎症をやわらげる効果があります。
           また、患部からの浸出液を吸収し乾燥させる働きもします。
           以上の作用により、皮膚の再生を助け、傷の治りが早くなります。




13:30  BP110/60。 氷枕交換。

14:00  すやすや眠っている(15:30位まで)。(またまた私も一緒にウトウト・・・。)

15:30  Ha300ml。

16:00  お粥摂取する。 食後、氷片の代わりにうがいをする。
      「水分を取りたくないときは、うがいの方がいいよなあ。」と父。

16:25  オムツ交換。 タール便中くらい&アンダーム塗布。

17:40  BP110/60、KT37.2℃。Ha350ml。 ラシックス側注。

19:10  IVH交換。



20:30  オムツ交換。タール便極少量。 肛門周囲ただれあるも出血(‐)。
      亜鉛華ガーゼ当てる。氷枕交換。

21:45  BP106/60、KT36.9℃。

22:00  Ha450ml。

22:30  寝息を立てて眠る。

23:30  オムツ交換、タール便微量。 Ha500ml、尿漏れ(‐)。
      「体の位置はこのままで良い?」とのNsの問いかけに、「このままでいい。」と応答。


(6:15〜8:00/13:00〜17:15/20:15〜22:00)



11月1日(土)




この日は父の64歳の誕生日だった。

10月上旬のムンテラでは担当医に「10月一杯もてば」と言われていたのだが
何とかそれを乗り切って無事、この日を迎えることが出来た・・・。

また、この日はちょうど、(綺麗好きの父が楽しみにしていた)介護入浴の日でもあった。
そういう意味で2重に嬉しい日となった。





1:30   点滴交換。

2:00   氷枕交換。

2:20   オムツ交換を本人希望。 「便がなかなか出ないから・・・。」と言う。尿漏れ(‐)。
      肛門周囲のただれはだいぶ良くなっている感じ。 ほんの少し(+)。

      「ズボンのサイズを1サイズ上げてくれ。」と言う。
      「(ズボンは)はいていないよ。」と言うと、「おかしいなあ。」と。
      腹部膨満、下肢エデーマますます進み、苦痛そう・・・。Haの出、悪し・・・。

5:15   氷片1ケ含む。

5:30   巡回オムツ交換、排便少量。 アンダーム塗布、亜鉛華ガーゼ貼布。 尿漏れ(‐)。

6:00   お粥摂取。 水で含嗽、嘔気(‐)。

6:20   Ha650ml破棄す。 KT36.7℃、P88。

      昨夜は通してウトウト浅眠。 時々は軽い寝息を立てることもあったが・・・。
      従って付き添い側も余り眠れず・・・。



8:00   氷片1ケ含む。

9:30   IVH内容変更(アミノレバン200ml→500mlへ)&強ミノ、ラシックス側注。(担当=F戸Ns)

10:00  Ha100ml。

11:00  この日は7番目に入浴開始する。Nsさん&ヘルパーさんと私で介助する。
      その間に、シーツ交換をしてもらう。

      30分ほどで戻ってきた。 とても気持ちよさそうな様子だ。
      そんな父の嬉しそうな表情を見届けてから仕事に向かった。





11:30  点滴交換 アミノレバン500ml。側注ソリタT3(200ml)+アンコーマ2A。 氷枕交換。

12:00  Ha200ml。 オムツ点検、排便(‐)。

13:40  Ha300ml。 KT36.8℃、BP124/70。 Sat83%。オムツ点検微量。
      アンダーム塗布、亜鉛華ガーゼ片方のみ貼布。 入浴後、終始ウトウトしている。


14:30  血尿(+)。 Nsに報告す。

15:00  お粥摂取す。 嘔気なし。

15:15  髭剃り行う。 KT36.9℃。

15:30  アンコーマ入り点滴終了す。 Ha350ml。

16:30  定期オムツ交換,排便少量。 Ha400ml。 氷枕交換。


17:50  BP108/50、KT37.1℃。Ha400ml。 ラシックス側注。(担当=A倍Ns)



      A倍(Ns)さんに、「ちょっと微熱があるけど、このくらいなら来週も入浴できますかね?」
      と聞いたところ、
「多分、大丈夫でしょう。」と答えてくれた。

      しかしこの日が結果的には最後の入浴となってしまう・・・。


18:40  父が「飯、食いてえなぁ。」と言ったのでお粥を温めに(外に行っている間に)
      会社の部下のTとO関が見舞いに来た。

      2人が見ている前で(数分で)食べ終えたあと、うがいをした。
      その後で取り留めの無い話をしばらくして、2人は約30分後に帰った。

19:40  (TとO関が帰ってからすぐに)今度は同じく部下のN本とK林が見舞いに来た。

      N本は入社時、父からトレーラーの運転を教わったそうで「Kさん(父のこと)は、
      俺の(運転の)師匠なんだよ。」と言っていた。今日、初めて聞く話だった。

      また、K林は父の足を見て、「部長、象の足みたいになっちゃってますねえ。」と。
      (一同苦笑・・・)。そのあと両足をさすってくれた。

      10分くらいすると父が、「K林、もういいぞ。」と言った。



20:00  KT36.7℃、BP98/46。

20:50  オムツ交換、便少量。 Ha450ml。

22:00  T帰る。 右側臥位。

23:30  巡回オムツ交換、タール便少量。 Ha500ml強。


(6:20〜11:50/17:30〜22:00)




11月2日(日)



0:15   下腹部を自分でさすり、「苦しいの?」と問うと、「苦しい・・・。」と言う。
      尿量も昨日あたりから減少気味。

      腹部膨満極限状態のよう。 2〜3分おきに、ごろごろ右側臥位と左側臥位を繰り返し、
      体力も消耗するので、Nsに報告(深夜担当Iノ塚さん)。

      鎮静剤を使用して頂けないものか、頼んでみる。

2:00   鎮静剤側注(BPはOK、と)。 オムツ交換、便少量、尿漏れ(‐)。
      Ha600ml。 しばらくして左側臥にて眠りに入る。

4:00   覚醒。 苦痛そうに顔を歪め、時折体動、左右に始まる。 IVH挿入箇所より出血(+)。
      体動激しい為だと思う。

5:00   右側臥位にてウトウトしている(5:30くらいまで)。

5:30   巡回オムツ交換。 タール状のもの少量つく程度。ただれはだいぶ良くなっている。

6:30   KT37.4℃。 Haトータル650ml弱。 ずっと右側臥位のまま経過。
      呼びかけに応答はあるものの閉眼したまま。 苦しくても動く元気がなさそう・・・。

9:15   ソリタT3(200ml)+アンコーマ2A側注。 ラシックス、強ミノ側注。




11:00  BP110/60。 数日前からHaの出が落ちていたこともあって、バルンを太目の管に
      交換してもらう(R反Ns)。 その後、少しずつ出ている(交換前のHa量=100ml)。

13:30  巡回オムツ交換。 タール便少量。Ha150ml(+100ml)。

14:10  KT37.8℃、BP118/60。 時折、左側臥位になる。かなり苦しそうだ。


      何度も声を掛けたが、ほとんど反応してくれない・・・
      (この時点では夜半に鎮静剤を側注したことを聞かされていなかった)

      一体どうしたんだ?昨日までは普通に話をしていたのに・・・
      もう、このまま父と話をすることは出来なくなってしまうのか・・・。

      最悪の事態を含め、この日は色々なことが頭の中を駆け巡っていた。
      そんなことを考えているうちに、自然に涙があふれてきてしまった。

      こんな感情になったのは生まれて初めてのことだった。



16:00  Ha200ml強(+100ml)。

16:20  巡回オムツ交換。 タール便多い。 アンダーム塗布&亜鉛華ガーゼ交換。
      肛門周囲から出血あり(痛々しい・・・)。

17:20  Ha300ml(+100ml)。

17:30  KT37.8℃、BP118/60。 ラシックス側注(準夜担当=S田Ns)。

19:50  KT37.7℃、BP122/60。



20:45  オムツ交換、タール便(‐)。 粘着状のもの少量(+)。

21:00  Ha400ml弱(+100ml)。流出良好。

23:00  Ha400ml(+100ml)。

23:45  巡回オムツ交換。 タール便少量、出血なし。 亜鉛華ガーゼ交換。


この日は入浴のために、いったん帰宅したがすぐに病室に戻り、そのまま泊まることにした。

(10:30〜20:50/21:40〜病室泊)





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