「お礼の手紙」


この手紙はH15年11月17日に、父が入院していたS病院の皆さんに宛てた、お礼の手紙です。




『4F北ナースステーションのみなさんへ』



11月6日までお世話になったK林の家族です。

父の入院中、みなさんには大変お世話になりました。
残念ながら病気に打ち勝ち、退院することは出来ませんでしたが
みなさんの暖かい看護は父にも伝わっていたことと思います。



担当看護師だったR反さん。

要所での的確な判断と処置は安心して見ていられました。
父はR反さんのことを、主治医のA山先生と同じくらいに信頼していました。

家族が頼んでも聞いてくれなかったことでも、「R反さんの言うことなら」
と聞いてくれたことも度々でした。

時には厳しいことも言われたけれど、後で考えると私たち家族のことを思って
言ってくれていたことだったんだ、ということが今になって思い出されます。

また、家族にもなかなか言わなかったような(秘密の?)話まで、
R反さんと楽しそうに話していたこともありましたね。
それを見たときは、R反さんが担当看護師さんで本当に良かったな、と思いました。



それからA木さん。

父がまだ、4人部屋だった頃、夜中に一人で吐いている姿を見かけて、
先生に頼んでそっと吐き気止めの薬を出してくださったそうですね。

当時、父は「早く退院して家族旅行に行く予定なんだから、吐き気があることが原因で
退院が遅れると困る。」と看護婦さんたちにはなかなか言わなかったそうです。

あとでその話を聞かされたときには涙が止まりませんでした。
その後も、担当ではない時にも病室を訪れて「具合はどうですか?」
と何度も声を掛けてくれましたね。A木さん、本当にありがとう。



I田さん。

入院中は父だけでなく、私たち家族にも必ず先にあいさつをしてくれました。
当たり前のことのようですが、なかなか出来ないことだと思います。

それだけ周囲に気を配っていてくれていたんだ、ということだと思います。
また、I田さんもA木さんと同様、父の様子を度々見に来てくれましたね。
そんな気配りがとても嬉しかったです。



I藤さん。

10月14日の朝、父の具合が急変したとき、動転していた私に個室に移した経緯と
状況を的確に伝えてくれました。その後も点滴の落ちる時間のチェックなど、
素早い判断と的確な処置を見ていて、若いのに素晴らしい人だなあ、と思いました。

また、病院内で彼女がゆっくり歩いている姿を見たことがありませんでした。
それだけテキパキとした仕事振りだったことが思い出されます。
これからも頑張ってくださいね。



S田さん。

日付けは忘れましたが、ムンテラを待っていた時、私たち家族を気遣い、
何度もA山先生にコンタクトをとってくれたことがありました。
また、鼻血が止まらなかったときの止血の処置も的確にしてくれたそうです。

それと、担当看護師さんの姿が見えなかった時に、S田さんに一番多くの頼み事を
してしまったのですが、いつもいやな顔一つせずに応対してくれましたね。
本当に感謝しています。



K谷さん。

父が亡くなる数時間前に、K子さんと着衣を替えてくれてありがとうございました。
そのとき見せてくれた、K谷さんの素敵な笑顔が今でも目に焼き付いています。

おかげで私たち家族は、綺麗になった姿の父を看取ることができました。
また、おむつ交換の処置の素早さと上手さはK谷さんがNo.1だと思います。

とにかく、どんなときでも安心して見ていられました。
これからも頑張ってくださいね。



K子さん。

第一印象はクールな方かな、と思いましたが、仕事振りを見ていて
人間味あふれる方だな、ということが良く分かりました。

ある時、日勤でおむつ交換(とチェック)がされなかった日の夕方に、
準夜担当のK子さんが飛んできて、済まなそうに交換してくれたことがありましたね。

また、K谷さんと一緒に処置してくれた、最後の日のことは一生忘れません。
本当にありがとうございました。





それ以外の看護婦さんやヘルパーさんのみなさんも、献身的に父を看護してくださっ
たことは一生忘れません。本当に、本当にありがとうございました。



最後になりますが、以前、母がR反さんと話をしていたとき、

「ここの看護婦さんたちは優秀な人が揃っていますね。」と母が聞くと、

「私もそう思います。4北ナースのみんなは私の誇りです。」

というような(ニュアンスの)答えをしてくれたそうです。



私たちもその言葉が4F北ナースステーションのすべてを表していると思います。








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